お昼寝 体調不良の記憶
少し前の休日…
こちらに来てから、知らない間に体力を使っているようで、休みの日にはよく午後にお昼寝をすることが多い。
お昼ご飯には自作のホットケーキを食べてルンルンであった。少し生 焼けの部分があったが、お腹すいてたから気にせずペロリと食べてしまった。
満腹で眠くなりお昼寝、3-4時間寝ていたようだ。寝ている間にみた夢は、今まで見た中で格別にスケールの大きく、とてもメルヘンな夢であった。
夢の中で私は、びゅーんと地球を飛だし、宇宙の中を私服でプカプカしている。
ブラックホールが太陽系に近づいてきたから、こりぁまずいと左手で追い払ったりしていた…そんなことをしていたら、頭に被っていた帽子が何光年か先に飛んでいってしまい、隣にいた人がとってきてくれた。そこで目覚めた。
その前みた不思議な夢は、風が強くて木が根こそぎ飛んでくる夢を見た。その日はたしか、街路樹の幹が折れて大きな幹が落ちているのを見たからだと思う…
不思議な夢はよく見るけれども、いつもにましてスケールが大きくミステリアスな夢であった。そのあとネットサーフィン中に宇宙ごみの記事を見つけ、とても他人事には思えなかった。世の中には問題がありふれている…
昼寝から目覚めると、生焼けのホットケーキが見事にお腹にヒットする。しばらくトイレに立てこもる‼
南の地域のアフリカに派遣されている仲間たちは、水道水も飲めない地域で頑張っている。それなのに、私は生焼けでお腹を下すなんて、どれだけ格好悪いんだろうと反省する。ついでにトイレにたてこもりながら色々思い出していた。トイレというのは、どうも考えごとが捗る場所な気がするのは私だけだろうか?
そういえば、看護師新人時代に小児科の洗礼と称して、子どもの胃腸炎をいただき、上から下から大惨事になったことがあった。同じ寮にいた同期が毎日ドアの外に食糧を運んでくれたので、なんとか復活することができた。
その後は、ウィンドサーフィン中にうっかりゴンズイかエイに足を刺されて激痛に苦しんだ。忘れもしない、足はみるみる腫れ上がり血まみれ、痺れる痛み。たぶん私が海に足をいれたときにうっかり彼を踏みつけてしまったのだろう。ゴンズイさん…ごめんね、ビックリさせて。
最後に具合が悪くなったのは、去年の冬、人生においてたった1度かかったインフルエンザ。でも実際には非常に元気であった。熱はあるけど、気持ちも体もとても元気。家に軟禁されていることだけが唯一の苦しみであった…誰かと会いたい…喋りたい…
職場の人たちは、私が自宅で一日もこもるのが苦痛だとよくわかっていた。私自身も軟禁の苦しみのあまり、勿論ルール上働けないと知りながらも、早く仕事させてくれと涙ながらに懇願して先輩スタッフに笑われた。復帰後に聞いた話には、「誰か早く家にいって、彼女を柱かなんかにくっつけておかないと、大変だ仕事しに来ちゃうよ~‼」と職場の人たちに冗談を言われ笑われていたらしい。周囲の予想通り、急性期を脱した私は布団の中でじっとなんてしておられず、カーテンの洗濯から家具を動かして家の大掃除に明け暮れたインフル休暇であった。インフルでたくさん汗をかいてデトックスなのか肌もきれいになり、家もきれいになり、結果的に色々すっきりのインフル休日であった。
そんな私が、よく一月近くラマダン中に家の中でじっとしてられたもんだ。買い物などは行ったが、なるべくこもって、フランス語の勉強したり読書したりして過ごした。やはり海外で生活してるだけで、身体には負担になり、少し疲れるのかもしれない。もう随分慣れたつもりだったが、まだまだなのだろう。ようやく休日の朝から動き回れるようになってきた…
少しずつ本来の自分の姿を取り戻しつつあるようだ。
と、数日前に記載していた。
そんなことを書いていたら…
数日前から鼻水が垂れる?
喉が赤い!うがいするが全く変わらず…なんかしらのウイルスか?
そして、昨日、初の発熱‼
これじゃ働けん。悔しい‼
やっと自分を取り戻しつつある、これから色々働きかけていこうとした矢先のこと、非常に悔しい‼
私はモロッコのためにやりたいこと、山のようにある。でも、受け入れる側のモロッコは
モロッコのペースでしか受け入れられない。私の身体もひとつしかない。仕方ないのだろう、きっと今は焦るなということなのだろう。
気がつけば、悔しいという感情が久しぶりに沸き上がっていた。心はとても元気になったようだ。あとは身体‼
こっちで見つけて以前買っておいたワカメ。「wakame」って日本人しかわからないでしょ?って心の中で突っ込みつつ。
日本の友達から餞別にもらったお味噌汁にワカメを入れて、今こそ飲むとき!?だろう。
いただきます。
続く。