sans sucre派の主張
伝統的なお茶として
アッツィというミントティがあることはとても有名です。
アッツィにモロッカンは砂糖を入れて甘くして飲む、そのこともモロッコについて知っている日本人には有名な話です。
多くの日本人がお茶に砂糖だなんて!!
と、抵抗し、お茶を頼むとき
「sans sucre(砂糖なしで)」
と伝える、そのことも多くのモロッコについて知っている日本人にとっては有名な話です。
ホームステイの家族は日本人に慣れているため、砂糖は入れるか?と聞いてくれたため、もちろん多くの日本人と同様に私も
「sans sucre」と依頼していた。
モロッコ滞在4日目頃、ホームステイ家族に親戚のおばちゃん登場。
お母さんの人柄なのか・・・
多くの家がそうなのか・・・
この家にはたくさん人が現れて、お茶をしてひたすらおしゃべりをして帰っていく。
後にもこのおばちゃんは、頻回に家に現れ煙草を吸ってお茶をして帰っていく・・・
そして私にダリジャをたくさん教えてくれた。
余談になりますが、モロッコ人の喫煙率は非常に高く見受ける。
ホームステイ家族より、「お前お茶飲むか?あ、でもこれ、彼女のために作ったから砂糖が入っているけど、どうする?」と。
ものは試しと「私も飲みたい!」と告げる。
ドキドキしながらカップに口をつける。
家族とおばちゃんも楽しそうに私の顔を見ている。
そして、めちゃくちゃ美味しかった。
「Sans sucre 」一週間ももたなかった。
信じられない!!
信じられない‼
ホームステイ先のモロッカンたちのどや顔といったらなかった。
こうして私のモロッコでのロード・トゥ・デブへの道は切り開かれた。
つづく。